光学式バイオメトリー

正確な眼内レンズ予測のための包括的なオールインワンソリューション

光低コヒーレンス反射法(OLCR)

眼全体の精密な測定

レンズスター900は、光低コヒーレンス反射法(OLCR)を用いて、患者の視軸上で眼の光学構造の軸方向寸法を単一のスキャンで取得します。​軸長(AL)の高精度な測定に加え、中心角膜厚(CCT:約±2μmの再現性)、前房深度(ACD)、水晶体厚(LT)などを測定し、最新世代のIOL計算式の要件を満たします。

角膜横径、瞳孔径測定

総合的なデータ

レンズスター900は、眼の高解像度カラー写真に基づいて、高度なIOL計算式で使用される信頼性の高い角膜横径の測定を提供します。さらに、カラー写真は、手術室での解剖学的ランドマークや向きの識別に使用できます。レンズスター 900には、周囲光条件での瞳孔径の測定も含まれます。これらは、プレミアムIOLに対する患者の適合性、およびレーザー屈折矯正処置のための有用な指標です。

データ検証

再現性

レンズスター900の各測定は自動的に数回繰り返されるため、非常に正確で高い再現性を示します。これにより、確実性と安心感が得られます。異常値や想定外の結果が発生した場合、ユーザーは生データを確認、除外、さらには再計算することができます。

強い混濁に対応可能なDCMモード(Dense Cataract Mode)

更に高いバイオメトリー精度の確保

強い混濁のある白内障では、正確な眼軸長の測定が困難になります。精度を保つためにレンズスター900はDCM(Dense Cataract Measurement)モードを提供します。DCMは、いかなる症例においても正確にIOL度数を予測します。

バイオメトリーダッシュボード

すべてのバイオメトリーデータを一目で

包括的なバイオメトリーダッシュボードでは、すべてのパラメータについて左眼と右眼のデータを比較できます。これには軸方向バイオメトリー、角膜計測、瞳孔計測、WTWデータまでのデータが含まれます。このダッシュボードでは、異常なデータセットが簡単に識別できます。その場合、詳細なビューが利用可能で、強力なデータレビューが可能です。
軸方向バイオメトリースキャン

困難症例や稀なケースへの対応

Aスキャンビューは、測定データの詳細な解析を可能にし、標準的な水晶体眼測定モードでコンタクトレンズや既に挿入された眼内レンズ(IOL)の影響による測定誤差を特定できます。このような場合には、ユーザーがゲートを手動で調整することが可能です。また、必要に応じてデータポイントの選択・除外を行い、全体のデータ品質を向上させることができます。
瞳孔計測(パピロメトリー)

瞳孔中心位置の確認

この瞳孔計測画面では、取得された測定データを包括的に確認でき、画像の閲覧や瞳孔中心位置の再計算が可能です。他のビューと同様に、測定データの除外も行うことができます。
WTW

画像品質の精査

詳細なWTW画面では、強膜、輪部、虹彩、瞳孔を含む高解像度のカラー画像を確認できます。このビューは、目を閉じた状態やまつ毛による測定領域への干渉、虹彩のセグメンテーションに影響を及ぼすアーチファクトの特定に役立ちます。
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バイオメトリーダッシュボード
軸方向バイオメトリースキャン
瞳孔計測(パピロメトリー)
WTW